みなさんは、もう「うんこドリル」を試しましたか?
本屋さんの店頭で、「オススメ教材」として書棚を専有。
ニュース番組でも特集を組まれて紹介されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気が急上昇!
そんなにスゴイ教材なの?
なんでこんなに人気があるの?
本当に効果があるの?
お母さんたちは半信半疑で「?」もいっぱいですよね。
今回は、そんなちょっと気になる「うんこドリル」を、専門家の視点から掘り下げてみます。
「うんこ」の人気の秘密と、その影に隠れた「うんこ」効果を一緒に見ていきましょう!
目次
子供はなぜ勉強したがらないのか?
お子様が小学校に上がって、まず親御さんがぶつかる壁は「宿題」です。
特に小学校1年生では、それまで幼稚園や保育園に通っていただけで、家庭での学習習慣がないお子さんも多くいます。
そういったご家庭では、家庭学習の習慣をつけるのに一苦労。
昨今では共働き世帯が多いため、ゆっくりとお子さんの学習に目を配るゆとりがない…という方が多いのも事実です。
私は、学習塾を経営していますが、保護者面談で必ず話題に上る悩みは「宿題」です。
子供が家庭学習に心が向かない原因はただ一つ。
「楽しくないから」
この一言に尽きます。
それでも女の子の場合は、マウンティング精神が大きな効果を発揮して、家庭学習が順調に進む場合もあります。
「あの子に負けたくない!」という思いが強い女子は、家庭学習で苦労しない事の方が多いのです。
ところが、男子の場合は別。
手元の「マスト」タスクより、隣の楽しそうなゲームがあれば、そちらの誘惑に負けそうになるのが「男子」なのです。
(大人でも心当たりがある人がいるかもしれませんが…)
私自身の息子たちも同じです。
目の前の楽しいことを先にやってしまいたい!
宿題は後回し!
え?自主学習?ナニそれ?
というスタンス。あくまで遊びが優先。
「小さいうちは、それでもいいかな…」
と思っている親御さんも多数いらっしゃるかもしれませんが、これから子供たちが歩んでいく先の道すじを知っている者としては、その状態で放置をしたくない。
最低でも家庭学習の習慣ぐらいは身につけておきたいものですよね。
そこで、効果を発揮するのが今回ご紹介する「うんこ漢字ドリル」です。
子どもの心を惹きつけて離さない、うんこドリルの魅力とは?
家庭学習で悩んでいるお母さん方必見です!
つかみはOK!みんな大好き!「うんこ」話
もう、小さいお子様を育てているお母さん方なら周知の事実ですが、とにかく、子供たちは稚拙な下ネタが大好き!
私自身は女ですが、仕事中に小学校低学年の児童たちに「う○こ、ち○こ」のネタを振られることはしょっちゅうです。
上手にあしらって返してやると、子供たちは大喜び!
「このオバちゃんは、う○こ、ち○こネタ、OKなんや!」とわかると、それだけで私の人気は急上昇です。
これを教材として再現しているのが、「うんこ漢字ドリル」
信じられないかもしれませんが、例文すべてが「うんこ」ネタ!
「文章としてありえんでしょ!」と突っ込みたくなる例文もありますが、それはそれは見事なほど「うんこ」で統一されています。
小学校1年生~6年生で習う漢字1006字、全てに3文ずつの例文がついていますから、実に3018文にわたって「うんこ」の行列が続くわけです。
もう、男の子は飛びつきますよね。
女の子だって、ホントは面白いことが大好きなので、「ママ、面白いもの見つけたんだけど、一緒に見てみる?」と誘えば、低学年であれば乗ってくるはずです。
子供にとって、学習と下ネタは両極端に存在するもの。
禁断の組み合わせです。
それが許されるのですから、もう、ワクワクしないわけがない!
「新しいことを知る」ワクワクと、「うんこネタOK」のワクワク、本来なら空間を共にするはずのないものが同居するのですから、楽しくないわけがない!
子供たちは喜んで取り掛かるのです。
漢字の問題集では、駿台文庫の『生きるセンター漢字・小説語句』が話題になりましたよね。
例文にセクハラ要素があり、私としても「教材としては不適切」だと感じました。
私の塾で「利用してください」と営業が来たとしても、ちょっと使うわけにはいかないな…という内容です。
ですが、「うんこ漢字ドリル」の場合、男尊女卑の表現があるわけではなく、特定の性別や年代層を傷つける記述があるわけではないので、教材として通用します。
もちろん、賛否両論あるでしょうから、塾で採用する…というわけにはいきませんが、うんこネタOKのお母さんなら、子供と楽しみながら学習を進められることは間違いありません。
子供たちが家庭学習をしたくなる秘訣は、
「今日、家に帰ったらアレができる!」
という待ちきれない感と、
「もうちょっとやりたかったけど、続きは明日にしよう」
という物足りなさを同時に味わってもらうことにあります。
やらずにいられない!という楽しみと、もう少ししたかった!けどまた明日!というちょっとの我慢。
これは、継続するための秘訣でもあるのです。
子供は楽しみ!親は心配?「うんこ」だけでホントに力はつく?
さて、家庭学習の習慣が身についたところまではいいのですが、本当に大切なのはここから先ですよね。
本当に「うんこ漢字ドリル」で漢字の読み書きの力はつくのか?
うんこ漢字ドリルの特徴を見ながら、その先をさらに掘り進めてみましょう。
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うんこドリルは新学習指導要領に対応
小学校1年生~6年生で、新学習指導要領において指定されている新出漢字を全て網羅。
1つの漢字に対して例文は3つ(しつこいようですが全部うんこネタです)なので、楽しくしっかりと学習できます。
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うんこドリルは覚えやすいように順序を工夫
教科書通りの出題ではなく、子供が自然な流れで覚えられるように漢字ドリルのプロが考案した順序で出題されます。
例えば、動物は動物で、天候は天候で、動詞は動詞で…というようにカテゴリーに分けています。また、類義語・対義語も一緒に出題されているので、関連付けしやすく、覚えやすいのが特徴です。
一つの漢字を思い出すだけで、派生的に他の漢字も思い出せます。
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うんこドリルはみやすい!書きやすい!現代っ子の弱点を補強!
私たち世代は、あまり苦労してないのですが、なぜか私たちの子供世代は「書き順」に苦労しています。
様々な漢字ドリルを見ても、画数が増えれば増えるほど、書き順は途中を省略して、部分的に提示しているものが目立ちます。
その点、「うんこ漢字ドリル」は漢字1文字を大きく表記し、すべての書き順をきちんと記してくれています。
読み取りも書き取りも、十分なスペースを確保しているので、学習しやすいドリルになっています。
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うんこドリルはうんこ先生の解説つき!
全巻通して、子供たちの学習をリードしてくれるのが「うんこ先生」
その名のとおり、顔の形は「うんこ」そのもの。
うんこにまつわる解説で、漢字の覚え方を的確にサポート。
子どもの興味を外らさない工夫がされています。
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うんこドリルは便利な復習用ボードつき
巻末には、水性ペンで書いて消して、何度も復習できるボードがついています。
その巻で学習した漢字がすべて記載されているボードで、持ち歩きも可能。
いつでもどこでも、漢字の復習ができます。
このように、「うんこ漢字ドリル」には様々な工夫が施されています。
子供がどうしたら楽しく学習を継続していけるか?
その点をとことん追求した教材です。
「家庭学習を継続していく」という視点から見ると、こんなに子供たちのハートをガッチリつかむ教材はないでしょう!
ただ、盲点もあります。
それは、「例文が稚拙」だということ。
なにぶん、「うんこ」が主軸ですから、とてもじゃありませんが構文力をつけたり、読解力をつけたり…という観点からいうと、不安があります。
総合的な国語力を付けるための教材としては不向きです。
国語力は、様々な力から構成されています。
漢字を覚えることもその一つではありますが、覚えた漢字の意味や成り立ちを正確に把握し、多くの熟語を理解し、文章の中で適切に使う力も必要です。
今、話題になっている中学生プロ棋士の藤井聡太四段の言葉で、「望外」や、「僥倖」という熟語が出てきますが、どれも正確に、適切に使えていますよね。
国語力は、すべての学力を司る根幹です。
漢字を正しく覚えた上で、別の教材を使って語彙力、読解力、構文力、縮約力を身につけていけば、将来必ず武器になります。
将来を見据えてまずは楽しく家庭学習の習慣を身につけるために、「うんこ漢字ドリル」をぜひ活用してみてください!
賛否両論!でも魅力はたっぷりの「うんこ漢字ドリル」
最後に、うんこドリルの口コミを見ておきましょう。
実際に「うんこ漢字ドリル」に取り組んだ子供たちの反応はどうなのでしょうか?
息子には効果てきめんでした!笑顔でうんこドリルに取り組んでます。
長女は冷めた表情で「イヤ」とバッサリ。でも長男は喜んでやってくれてます。
低学年の次男は喜んでやってます。高学年の長男は「いらない」と拒絶。
例文が面白くて、息子が爆笑しながらやってます。
例文に多少無理があると思った。(高学年)
漢字が苦手な子にはもってこいだと思った。
見やすくて、1枚ずつはがしながらするので取り組みやすい。
まぁ、賛否両論ありますが、特に低学年の男子には定評があるようです。
高学年になるにつれて、「うんこ」ぐらいで学習習慣を身につけるのはだんだん難しくなる傾向にありますね。
もともと、学習とは、未知のものを既知とし、既知を駆使して未知(道)を開拓していく作業です。
学習の突破口として、また「既知」部分の補強として、漢字を確実に定着させるためには「うんこ漢字ドリル」は十分利用価値はあると言えます。
小学生に大人気?!うんこドリルの口コミは?まとめ
「うんこ漢字ドリル」は…
- 学習習慣を身につけるためには最適の教材
- 特に低学年男児の心を掴んで離さない
- 「勉強」=「楽しい」ことを刷り込む上では最高の教材
- 教材の随所に漢字を覚えるための工夫が凝らされており、ただの「うんこドリル」で終わっているわけではない
- 例文に多少無理がある
- 高学年女子には不評の傾向がある
- 総合的な学力アップよりも、漢字の補強として使うのがベスト
いかがでしたか?
金額としてはそんなに高い教材ではありませんが、人気が高いので店頭では売り切れている店舗もあるようです。
↓アマゾンでも販売されていますので興味ある方はどうぞ^^