小学生に英語を習わせたい方へ。意味ない英語学習にしない為に

2020年から小学生の英語教育が本格化するにあたり、子どもに英語を習わせようとお考えの方も多いのではないでしょうか?
しかし、子どものやる気がないのに無理やり英語を習わせても意味はありません。
残念ながら日本で英語の必要性を感じることはほぼ無く、子ども自ら英語を学ぼうとしないと、英語は身につかないからです。
ただ私は、必ずしも小学生に英語を習わせる必要性はないと思いますが、小学生から英語学習すること自体に意味がないとは感じていません。
学生時代あまり英語が好きじゃなかったけれど、社会人になってから英語学習が楽しいと思えた私がその理由についてまとめていきます。

小学生の英語学習が必ずしも必要でない理由

まず、なぜ小学生に英語が必要でないかについて考えていきます。
理由としてあげられるのが、
①英語を使わなくても生きていける
②自ら積極的に勉強しないと身につかない
の2つです。

①英語を使わなくても生きていける

日本で生活している中で、英語の必要性を感じたことはありますか?
私も今までの人生を思い返してみると、日本で英語を勉強しなきゃいけない!と感じるたのは受験の時くらいでした。
日常生活で英語の必要性を感じたことはありません。
日本語さえ話せれば働くこともできますし、生活もできます。絶対に英語を使わなくてはいけない場面がないのです。
なので、英語を勉強しても結局使わないのであれば必要ないとも考えられますね。

②自ら積極的に勉強しないと身につかない

習い事として英会話や英語塾に通っている小学生も多いですが、嫌々習っていては英語は身につきません。
親が「将来英語ができた方が良い!」「自分は英語ができないから子どもにはできるようになってほしい!」と子どもに英語を習わせたとしても、本人にその気がなければ逆に英語を嫌いになってしまう可能性もあります。
子ども自ら英語ができるようになりたい!習いたい!と思っていないのであれば、無理やり習わせる必要はないと思います。

小学生の英語学習に意味があると感じる理由

小学生に英語は必要ないと感じているにも関わらず、意味はあると思う理由について考えていきます。
その最大の理由は、小学生から英語を好きで学んでいる友人が、大人になった今、英語を武器に活躍していることです。
小学生時代から英会話教室に通っていた友人達は、現在高校の英語教師や子ども英会話の先生など、英語を武器にして仕事をしています。
その友人たちに共通していることは
・小学生の時から英語を楽しいと思って学んでいたこと
・英語が好きだからこそ周りに負けたくない!と英語を必死で勉強した経験があること
の2つです。
必ずしも小学生から英語を学ぶ必要はないと思いますが、英語を好きになるきっかけとなったり、将来の可能性を広げてあげられるのも確かです。
友人達も、中学、高校と英語を得意科目として自分の自信にしていただけでなく、英語のスピーチコンテストや交換留学など様々な経験をしていました。
小学生から積み重ねた英語力を生かしてこのような経験をしていたので、小学生からの英語学習は意味がある、と感じます。

小学生の英語学習を意味あるものにする為に

小学生に英語は必ず必要ではないが、意味はあると考える理由について考察しました。
英語ができる友人達を見て羨ましいとは思うものの、私も小学生から英語やっておけばよかった!と思うことはありませんでした。
なぜなら、語学は何歳からでも身に着けられるからです。
実際に高校時代語学に興味を持った私は、1年間中国に留学して1から中国語を習得しました。
さらに、学生時代あまり好きではなかった英語も、海外旅行で英語の必要性を感じ、社会人になってから勉強をし直しています。
強制的に英語を勉強しなければならなかった学生時代は、英語の勉強が楽しいなんて思ってことはありませんでした。
しかし今は、自分に必要な勉強を自分で調べて自分で実行していくことがとても楽しく、積極的に英語勉強ができています。
小さい頃から英語に触れている方が習得は早いような気はしますが、本人のやる気がない状態で英語を学ばせるのでは意味がありません。
小学生時代の英語勉強は意味があった!と思えるには、本人から積極的に、かつ楽しく英語を学ぶことが重要です。
その為に親が一緒になって英語に興味を持ち、一緒に学んで行くのも効果的だと考えます。
英語を勉強させるのではなく、自ら興味を持てるような環境作りができるとよいですね!