2020年から小学生の英語教育が本格化します。とは言っても、中学校の内容がおりてくるわけではなく、小学生は小学生用の内容になります。
こうなると私たち大人は自分のやってきたスキルだけではなかなかフォローするのが難しかったりします。
子どもたちは机の上での勉強ではなく使える生きた英語を学ぶことになります。
中学生の英語学習もオールイングリッシュになることを考えるとただ文法を覚えるだけではどうにもなりません。そうなると外部で助けてもらうことを考えると思います。
でも、これ以上習い事は増やせなかったり、近くに英語教室なかったりで、なかなかすぐに始められるわけではないですよね。
そんなときは通信教育の出番です。
家で英語を勉強するんです。
今は通信教育も進んでいて、特に英語はオンラインでの学習が増えています。
では、どんなものがあるのでしょうか。
目次
スピードラーニング・ジュニア
ゴルフの石川遼選手でお馴染みのスピードラーニングの子供バージョンです。
聞いてるだけで英語が身につくというやつです。
英語と日本語の両方が入っているCDと英語のみのCDが付いているので、時分がどの程度聞き取れているか確認ができます。
全24巻で、内容は各巻、前半は家族と一緒にアメリカに行った、小学生あやかと中学生さとしの学校生活で、後半は童話や科学もの、歴史ものなど、子どもが興味を持って聞けるものになっています。
また1巻につき2回ネイティブの先生と電話で話せるフリートークが付いてきます。
5分程度の会話ではありますが、実際に使うというのが大きな一歩になります。
ただ、5分はあっという間ですので、出来れば他で英語を使う機会があるといいかなと思います。
また副教材としてスピードえいたんという英単語の発音と日本語訳を聞き、同時に文字も確認できる英単語マスター教材が付いてきます。ですので、耳だけでなく目でも覚えていくことが出来ます。
CD教材の場合は初回は2巻セットで9400円。
その次からは毎月5100円で24巻まで続きます。
今はデジタル教材もあり、こちらは月々3800円。毎月1巻ずつ配信されます。
ただ、CD版の場合は無料お試しCDが付いており、それのみ聞いて合わないと感じたら10日以内なら無料で返品が可能です。
通常の1巻や2巻を開封後は返品不可です。
デジタル教材の場合は無料期間は一切ありません。
ただCDプレイヤーは必要ないですし、月々の費用はデジタルの方が安いので、その辺は考えて選んだほうがいいです。
↓詳しくはこちらです
進研ゼミ
進研ゼミではいわゆる小学講座の中に3年生以上で英語が含まれています。
ここでは「聞く」をメインに取り扱っています。
耳で聞いて、目で文字を追うという感じです。
学年相応の内容になっています。
ただ、通常の小学講座の中に入っていますので追加料金がかかることなく他の科目と一緒に勉強をすることができます。
それだけじゃ物足りない!という人のために進研ゼミでは「チャレンジイングリッシュ」という追加教材があります。
チャレンジイングリッシュはオンラインでの英語学習です。
ゲーム形式で英語を学び、月に1回はネイティブの先生とのオンライン通信で会話をします。
もちろんテキストもあります。
小学講座では聞くがメインでしたが、チャレンジイングリッシュではそれ以外の「話す」「書く」「読む」にもしっかり焦点を当てています。
レベルも自分の学年より上も下も選べるので、自分に合った教材を選ぶことが出来るのが大きなポイントです。
節目ごとにステップアップテストを実施するので、やりっぱなしで終わらせず、できなかったところはしっかり復習することが出来ます。
1日15分を週4回が学習の目安になっていますが、ハマる子は毎日いくらでもやってしまうようです。
保護者の方専用のページも有り、お子さんがどこまで進んでいるかチェック出来るのもポイントです。
チャレンジイングリッシュの料金は進研ゼミ小学講座を受けているか受けていないかで異なるのですが、会員で2040円~、非会員で3240円~です。
ドラゼミEnglish
小学館の通信教材です。
ただ、ドラゼミEnglishは1年生~3年生の低学年にしか付いてこない教材です。
メインは「歌」です。
毎月2曲配信されます。
その曲を聞いて、練習をして歌えるようにする、というのが大まかな流れです。
とにかく楽しく学ぼうというのがコンセプトで、物事を習得する際に重要なカギとなる“好き”という気持ちを大切にしています。なので歌です。
もちろん歌だけではありません。
毎月歌に関連した単語を取り上げて、1年を通して全てのアルファベットを習得できるようになっています。
それから、日常会話でよく使われる言い回しも載っていて、聞いて声に出して使えるようにしていきます。
レベルはあまり高くないので、英語に全く触れてこなかった子でも安心して取り組むことが出来ます。
ドラゼミをやっているお子さんなら追加料金無しで使えますので、既にドラゼミをやっている人にはおすすめです。
高学年になると、中学までに知っておきたい英単語集がついてくるだけなので、英語学習としては物足りなさはあります。
スマイルゼミ
スマイルゼミの英語教材は、2018年イード・アワード「子ども英語教材」において顧客総合満足度No.1に選ばれている優れもの教材です。
口コミ等でも圧倒的に人気が高いです。
タブレット教材ならではの内容になっています。
まずはまるごと聞くというもの。
目で見て耳で聞いて、体感しながら英語の音をインプットさせます。
音と文字を結びつけることで、会話を通して読む力を養います。
すごいのは録音機能です。
録音した声を視覚的に表示して、お手本の発音と比較することができます。
それによってアクセントの間違った部分が一目で理解できます。
ただ英単語や例文を書くという勉強法ではなく目と耳と口で覚えていくスタイルです。
もっと勉強をしたいという方には学習指導要領の範囲を超えて学べる英語プレミアムがおすすめです。
なんと通常の倍の量を学ぶことが出来ます。
また英検対策もあります。
料金が追加でかかりますが、普通のプレミアムは月々680円、英検対策は月々2980円で、途中解約も可能ですので必要に応じて追加をするといいと思います。
スマイルゼミはタブレットが自社製のものしか使えないので、これを必ず購入する必要があるので、最初の月だけ+10000円と考えてください。
英語を学ぶならどの通信教育が小学生にはオススメ?まとめ
有名なところをいくつか紹介しました。
お子さんの学習状況や学力などによってどれがいいかは違うと思いますが、どこも2020年からの小学校の英語教育に向けて力を入れています。
そして、その先、大人になってからも使える英語を育んでいこうというのが感じられます。
合う合わないはあると思いますが、これからの英語教育に向けて何か悩んでいる方の参考になれば幸いです。