いよいよ2020年の新指導要領に向けて英語教育も動き始めました。
小学校で習う英語は中学で習う英語の前倒しではないというのがかなりのポイントになっています。
つまり、私たち今の大人がやっていないことを子どもたちはこれからやっていくのです。
そう考えると、いざ子供に聞かれた時に自分の力だけじゃどうしようもない部分もありますよね。となると、別のものに頼ることになります。
けれど塾に行かせるのは大変だったり難しかったりとそれぞれ家庭の事情があると思います。
そんな時におすすめなのが「チャレンジイングリッシュ」です。
自宅にいながら英語の学習ができて、さらにネイティブの先生とオンラインで英会話をすることも出来るんです。
いったいどんなものなのか、チャレンジイングリッシュを徹底分析したいと思います。
目次
ベネッセの英語学習
チャレンジイングリッシュはベネッセの提供する英語教材です。
公式HPを見ると「オプション英語教材」と書かれています。
実はベネッセでは小学生向け英語講座が他にあります。
いわゆる進研ゼミの講座です。
小学校の必修範囲内で「聞く」「話す」読む」「書く」の4つの基礎の土台を作る内容になっています。
それらをチャレンジタッチというタブレット教材を使って英語を楽しく学ぶことが出来ます。
チャレンジイングリッシュはそのオプションに位置づけられています。
普通の英語教材だけじゃ物足りない、もっと英語を学びたい、実際にネイティブの先生と1対1で話してみたい、などの要望に答えてくれるのがチャレンジイングリッシュです。
チャレンジイングリッシュのレベル
チャレンジイングリッシュではまずレベル分けがされています。
初めて英語の勉強をするレベル1から中学校3年生程度の内容のレベル8までの8つです。
初めて英語に触れる子には、楽しく興味を持ってくれることを大切にしながら進めていきます。
過去に英語を勉強していたり、今実際に勉強している子にはもう少し上のレベルから始めることが出来ます。
難しかったらレベルを落とすことも出来ますし、簡単だったら上げることも出来ます。
このようにお子さんの今のレベルに合わせた内容を勉強することが出来ます。
塾に行ったけれど、レベルが合わずに続かなかったというお子さんにこそおすすめだと思います。
また、詰め込むような内容ではなくあくまでも楽しく進めていくことを前提にしていますので、はじめての子や苦手な子でも自分のペースでコツコツ取り組めば1年でレベルを1つあげられるくらいに成長します。
それも1日15分を週4回で出来るようになるんです。
勉強の内容
では、実際にどのようなことをするのでしょうか。
低学年の初めて英語を勉強するお子さんにとってとっかかりは重要です。
チャレンジイングリッシュはゲームのように内容が進んでいきます。
魅力的なキャラクターたちが英語でクイズを出してきたり、やり取りをしてきます。
ちゃんと最初に例題や何をこのレッスンで学んでほしいのかを提示してくれます。なので、今日やることの準備ができます。
1問1答なので、すぐに答えがわかるのもいいです。
正解すると「great」「good job」とめちゃめちゃ褒めてくれます。
1つのレッスンは5分~10分で終わります。なので1つのレッスンはあっという間に過ぎていきます。
お子さんの集中力もこれなら途切れることなく出来ます。
問題の項目は8種類。
「聞く」「話す」「読む」「書く」「フォニックス」「アルファベット」「単語」「文法」です。
その子のレベルに合った項目と内容が出ます。
最初はアルファベットを見分けるところから始まります。
聞こえてくる英語は全てキレイな発音です。
癖のない発音に触れることで耳から育っていきます。
そしてそれを真似して話すことできれいな発音で話せるようになります。
教材では発音判定もしてくれるので、自宅にいながら本格的なものを学ぶことが出来ます。
重要なのはただ覚えるだけではなく英語を使うという経験です。
ただ教科書にかじりついて丸暗記するのではなく、日常的に使えるものを習得するのが目的になります。なので、苦痛であってはいけないし、レベル設定も間違ってはいけません。
そして何よりも魅力的なメニューでなくてはいけません。
このあたりはさすが老舗のベネッセです。とてもうまく盛り込んでいます。
そして月に1度は習熟度を確認するためのテストもあります。
定着度を確認して確実に苦手なものをなくしていきます。
オンライン会話レッスン
普通の講座には付いていないのがこのオンライン会話レッスンです。
1ヶ月に1回、実際にネイティブの先生と簡単な会話をします。
先生はほとんどがフィリピンの方だそうですが、ベネッセでしっかり研修を受けた先生ですので、質は決して低くありません。
また、ただ教えるだけではなく、子供が自分の英語が通じたという達成感を得られるようにプラスの声掛けをたくさんしてくれます。
それが子供のモチベーションに繋がり、英語が楽しいと思えるようになります。
最初は恥ずかしくてうまく喋れなくても大丈夫です。
先生たちはお子さんたちが楽しめるように創意工夫を凝らしてくれています。
事前にお子さんがどこまで学習しているかを確認してその子のレベルに合わせた授業をしてくれます。
授業でうまく出来なかった部分もしっかりフィードバックしてくれるので、次の勉強に繋がります。
また、授業はオールイングリッシュです。
いきなり全部英語だと難しいと思うかもしれませんが、お助け用の日本語のカードもあるので、どうしてもわからないときはそれを使えば意思疎通が出来ます。
オンライン会話レッスンは月1回は料金の中に含まれているので好きな時にすることができます。
もっと喋りたい!という人は追加料金を払うと、オンライン会話レッスンを受けることが出来ます。
1回毎に払うことも出来ますが、最初から月2回、週1回やることにすると割引になりますので、最初からいっぱい話したい人はパックにしておくとお得です。
小学生だけじゃない!
ここまでの話を見ると「小学生向け」と思われてしまいそうですが、実はチャレンジイングリッシュは中学生・高校生にも対応しています。
小学生は「英語学習経験や現在のレベルがさまざまな小学生が、自分に合ったレベルで、小学生のうちに自分の希望するレベルまで4技能の英語力を自由に伸ばし、将来に向けた英語力の基礎をしっかり育める講座。」
「レベルは1〜8レベルで受講開始時にレベルチェックにて判定・決定。」なのに対して、中高生は「学校で英語の授業を並行して受けている中学・高校生が、学校の授業やテストにも役立ちを感じながら、将来の4技能入試や資格試験にも役立つ、リスニング・スピーキングを含む「使える英語力」を伸ばしていける講座。」
「中学からはより個別に。一人ひとりの「英語の学習経験」「学校の授業進度」「部活動」などに合わせて各レッスンを組み立て、フォロー。レベルは4レベルで受講開始時にレベルチェックにて判定・決定。」となっています。
ですので、小学校から初めてそのまま中学・高校に行っても更にグレードアップした内容で続けていくことが出来るのです。
保護者も安心の機能
ヘッドセットで勉強をしていると、音声が聞こえないので何をどれくらいやっているのかわかりませんよね。
しかも紙のようにやったものが目の前にあるわけではありません。
もちろんチャレンジイングリッシュにも紙の教材はありますが、メインはオンラインでの勉強になりますので、自分の子供がちゃんとやってるのか心配になると思います。
そのへんもチャレンジイングリッシュはフォローしてくれます。
実は保護者専用ページがあって、そこにログインをすると、お子さんが今何をやっているのかがわかるようになっています。
どのレベルのものをやっていて、正答率がどれくらいなのかを親も把握することが出来ます。便利ですよね。
料金はどれくらい?
ここまで色々やってくれるとなると料金が気になりますよね。
まず大切なのは受講できる環境です。
既に進研ゼミの講座を受けている場合、チャレンジタッチというタブレットが配布されていますのでそれを使えますが、使っていない場合は、こちらでPCやタブレットを準備する必要があります。
スマホでは受講できません。
次にオンライン会話レッスンや発音チェックなどがあるのでウェブカメラとマイクが必要になります。
そしていちばん重要なのはインターネット環境を整えることです。
Wi-Fi等の設定などはこちらでやらなくてはいけませんので、頑張りましょう。
その初期費用の負担があってその上で受講料が発生します。
受講費は進研ゼミをやっているかいないかでも変わってきます。
やっている場合のほうがもちろん割引になります。
その他支払い方法などでも変わってきます。
一番安いのが12ヶ月まとめ払いの進研ゼミ会員で12ヶ月24,480円(1ヶ月2,040円)で、高いのは非会員の毎月支払いの月3,300円です。
もちろん進研ゼミを受けずにチャレンジイングリッシュだけを受講することは可能ですので、お子さんに何が必要なのかをよく見極めた上でどのように組み合わせるかを選ぶのがいいと思います。
それでも、月々の料金を見ると合わない塾や高い教材を買うよりは断然お得だと思います。
向いてる人、向いていない子
それでも子供によって向き不向きはあります。
楽しい教材ですので、ドリル教材が苦手なお子さんでも取り組みやすいですが、親ががっつり監視しないといけないようなお子さんには向かないかもしれません。
ある程度自分でやろうという意志は必要です。
使わなくてもお金はかかりますので、どうせやるなら前向きにやれるほうがいいですよね。
それと、引っ込み思案なお子さんもオンライン会話レッスンが苦痛になってしまうようであれば向かないと思います。
慣れれば楽しくなる子もいれば、どうしても知らない人と話すのがダメな子もいます。
そこは親が様子を見る必要があると思います。
学校の授業の助けにはなるかもしれませんが、受験に役立つかと言われるとそれもちょっと違う感じです。
そこは受験を扱っているところに行った方がいいと思います。
自分のお子さんに何を学んでほしいのかによっても違ってきます。
合う合わないは当然あります。
公式HPでは8つの内容のお試しとオンライン会話レッスンの様子の映像などがありますので、ぜひ確認をしてみてください。
まとめ
多様化する社会において英語は必須となっています。
だからこそ小学生にも英語の授業が組み込まれるようになり、中学高校ではオールイングリッシュの授業の導入が進められ、大学受験などでも英語の問題が変わってくるのだと思います。
嫌々やった勉強は身につきません。
受験終わったら粗方消え去ります。
せっかく勉強するなら楽しく勉強するのが一番。
チャレンジイングリッシュはそんな楽しく勉強するがいっぱいつまった教材です。
ピッタリハマればお子さんは毎日でも取り組んでくれます。
これからの英語教育の助けにチャレンジイングリッシュを選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。